かおりの風景百選にも選ばれた金山ダム

かおりの風景百選にも選ばれた金山ダム

北海道空知郡南富良野町、一級河川の石狩川水系・空知川上流部には金山ダムがあります。空知川は石狩川水系の中で最大規模の河川で、長さ約196.0キロメートル、面積は約2,700平方キロメートルで、これは四万十川水系にも匹敵する、北海道でも最大の河川のひとつです。

反対運動もありながら、建設された金山ダム

この流域は富良野市や滝川市などがあり、一大炭田地としてかつては石炭採掘がさかんでした。富良野盆地は肥沃で農耕もさかんでしたが、富良野川は河川の酸性度が高いので農業用水には向いていなかったそうです。
このために、農地拡大の新しい水源を模索する必要がありました。
空知川は河川の改修がほぼない原始河川で、洪水や旱魃が頻繁に起こっていました。この流域に住む住民のために治水・利水が大きな課題であり、電力需要も増えていたので、水力発電の電源開発も必要でした。
以上の理由から、北海道開発局が経済発展の基盤となる石狩川水系開発を計画し、石狩川水系には多目的ダムが多数建設されて、治水・利水の効率化を図りました。

1959年から建設が計画されていた金山ダムは建設によって周辺の資産や資源、集落が水没することになり、反対運動が大きく起こりましたが、補償金の交渉などがあって1967年3月31日にダムの本体が竣工し貯水が行われ、9月30日に工事が完成しました。

ラベンダーの香りが漂う「かなやま湖」

金山ダムの建造でできた「かなやま湖」は、いい香りがするラベンダー畑が広がって湖畔の眺めがすばらしく、「かおりの風景100選」にも選ばれました。ラベンダーの香りが好きな方にオススメのスポットです。かなやま湖は日本最大淡水魚の「イトウ」や、絶滅危惧種の「オショロコマ」などの非常に珍しい魚が生息いることでも有名です。
金山ダム、かなやま湖の周辺は散策路・オートキャンプ場・公園設備などがあって観光に最適な場として活用されています。雄大な自然の元でキャンプをするのが最高です!夏は花火大会があり、カヌーのような湖上スポーツもできて、国体の競技会場に指定されていることで有名です。
また、北海道でも有数の観光地・富良野/美瑛/トマムが周辺にある好立地のため、年間で70万人以上という観光客が訪れています。

記事まとめ

周辺地域の治水や利水に利用されている多目的ダムの金山ダムには人造湖「かなやまダム」があります。ラベンダー畑が周辺に広がり、「かおりの風景100選」にも選ばれた、観光にもってこいのスポットです。ラベンダーの香りが漂い、歩いているだけでリラックスできそうですね!